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2026年9月14日
【KendoPUM特集】③剣道個別指導サービス「KendoPUM」とは?
KENDO LINK編集部
前説
近年、剣道個別指導サービスが増えている中、「まだ強くなりたい、勝ちたい、諦めたくない」という熱い想いを抱えている社会人剣士から特に注目を浴びている剣道個別指導サービス事業者がいた。
そんな熱い想いに応えるKendoPUM代表の水森氏に迫る。
水森 大貴
栃木県出身。6歳から栃木県の野木剣友会で剣道を始める。
佐野日大高校→鹿屋体育大学→伊田テクノス株式会社→小山市役所
市役所に勤めたときに、先輩からフィジカルトレーニングを勧められ、フィジカルトレーニングの大切さに目覚める。
友人から「もっと強くなりたいけど、正直諦めているんだよね」と相談され、ボランティアで剣道コーチングを始めたのをきっかけに2025年6月から剣道個別指導サービス事業を展開する「KendoPUM」を設立。
【主な実績】
・第62回全日本学生剣道優勝大会 優勝
・第64回全日本都道府県対抗剣道優勝大会 優勝
KendoPUMの特徴と展望
KENDO LINK編集者: 近年、剣道個別指導サービス事業者が増えていると思いますが、そのような他のサービスと比較して、KendoPUMさんが強みにしているところは何ですか?
水森: 大きく2つあると思っていて、動画分析とフィジカルです。
KENDO LINK編集者: 動画分析する上で、どのような観点で分析されていますか?
水森: まずは目に見える癖を発見する。より多くの動画を見せてもらった方が発見しやすくて、洗い出した癖を本人に確認すると、本人が自覚している昔からの癖と本人も自覚していなかった癖があって、その癖を理解して直すだけでも、突破口を見出す選手もいます。
内的には、人の仕草とかをみて、「今どういう気持ちなのかな。」と推測するのがある程度得意で、例えば、さっきの試合は自信を持って試合ができていたけど、二試合目は「勝たなきゃいけない」とか余計なことを考えていませんでしたか、というような問いを投げかける。答えを知っているのは本人だけなので、少しずつジャブを打つように問いかけて深めていくのが、動画分析でやっていることです。
KENDO LINK編集者: フィジカルでは、どのような観点で分析されていますか?
水森: 「フィジカル」と聞くと剣道人にとってスポーツ的要素が強くて、御法度な印象が強いですが、体の大きさとかウェイトトレーニングをガンガンやるという要素はあまり影響していないと考えています。
例えば、動画分析で「打つときに膝がすごく上がっていますね」というような癖があったとします。それは、「意識して遠くに飛ぶために上げているのですか?」、「無意識に上がっているのですか?」とか問いかけたときに、その原因は意識するだけで治るものではなく、実は腹圧が抜けているなど身体機能的な部分が影響している可能性があります。
このように、癖は意識の問題だけでは中々直すことが難しいので、フィジカルトレーニングを通して身体的な側面から根本的な原因を見つけることを試みています。
KENDO LINK編集者: 今後の展望はどのように考えていますか?
水森: KendoPUMとして、品質を保つ上で人数制限を設けているので、より多くの人にPUMのメソッドを伝えることができない、という課題があります。
その課題の解決策として、AIの活用を考えています。僕自身の考え方や思考を学習させたAIが僕の代わりに動画添削をする仕組みができれば、もっと多くの人にPUMのメソッドを届けられると考えています。
現在、KendoPUMでは身体ができあがるのは17、18と言われているのでトレーニングを始めていくのに適した高校生以上を対象に教えていますが、「小中学生に対してもKendoPUMとして指導したい」という要望がメンバーからあります。思想とかマインドが良い方向に180度変化したので「その考えはもっと広めた方が良いよね」という考えがメンバーの中であるみたいで、
例えば、KendoPUMの卒業生が地域貢献で小中学生にPUMのメソッドを伝授していく「パムユース」を道場またはスクールという形式で全国各地に展開していきたいと思っています
KENDO LINK編集者: 当方の剣道統合管理ツール「剣道インサイト」について、期待していることは何ですか?
水森: 選手達の良い意味での「管理」です。選手達の成長を手助けする機能が色々と詰め込まれているので、特に「剣道ノート」を活用しているメンバーが多くいるので、とても良いですね。
KENDO LINK編集者: 最後にこの記事を読んでいる読者にメッセージをお願いします。
水森: KendoPUMが大切にしているのは、「考える剣道」です。
例えば、切り返しは何のためにやるのか。
地稽古は?素振りは?
当たり前のように取り組んでいる稽古も、一度立ち止まり、「なぜやるんだろう?」と自分で考えてみることが必要だと思っています。
もちろん、先生から教わったことを素直に実践することも大切です。
しかし、「もっと強くなりたい」「ライバルと差をつけたい」と思うなら、
今のままで良いのか。
良くないとしたら、何が足りないのか。
自分には何が必要なのか。
そこまで深く考えて、自分なりに試していく。
そうした試行錯誤を続けていると、どこかのタイミングで、今まで教わってきたことや取り組んできたことが、自分の中で腑に落ちる瞬間が来ると思います。
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